STEP2 CSは


からなります。
しかもこれらは合計点ではありません。
全部が及第点に達している必要があります。
ただし
点数はマッチングにおいて重要ではありません。
"PASS"であればいいんです。


5年前から、この中の
SEP(英語知識)がかなり厳しくなりました
10年くらい前に受けた先生が、
「Kaplanの講習うければ楽勝だよ」
といってるのをしばしば耳にしますが、それは古き良き時代の話。
いまは対策をたてないときびしいです。
これは海外経験のない日本人にとっては非常に都合の悪い状況と言えます。
日本育ちで海外経験のない自分は、STEP2 CSの受験では大変苦労しました。
外人と話さなければいけない。この抵抗感は思いのほか強いものです。
実際、自分は一度CSを落ちました。
二度目の試験で受かりましたが、それなりに対策をした結果だったと思っています。
その期間は6ヶ月なので英語力をあげたわけではありません。
英語は最小限は話せなければいけませんが、要は作戦でどうにかなるということです。

まず戦略としては 

この3点セットがよいのではないでしょうか。
First AidとUSMLE worldがカバーしてくれるのは鑑別疾患をあげる事と、聞くべき質問を用意する事です。
実際の試験で、STEP2 CSは3つのパートに分かれます。

この3つです。 日本人はICEとCISで落ちる事は少ないです。
ほとんどの人はSEP(英語能力)で落ちます
自説ですが、ICE,CISは加点法のように点数が増えていく、つまり、聞けば聞くほど、鑑別をあげればあげるほど点数が増えていくのに対し、 SEPは減点法、すなわち通じない事を言えば言うほど点数が下がっていくわけです。
ICE,CISの点数が上限を振り切れてSEPだけで落ちてしまった人はこれが原因の可能性が高いと思われます。(自分がそうでした泣)
だから、対策として重要なのは
「アドリブを言わないこと」
患者役も平等に試験官をする事に徹しているため、あまり突っ込んだことは言ってきません。 自分のキャパシティ内で会話を終わらせる、これに限ります。 (もちろんペラペラの人はなんでもしゃべって大丈夫だとは思いますが)
具体的にはA4で30ページくらいのフレーズ集をつくって、そこからしかしゃべらないようにしました。

Kaplanの1週間コースはやはりためになります。高いですが、ここでしか体験できない事があります。 それは、タイムマネジメントと試験の疑似体験(身体所見、器具の使い方、部屋の使い方)です。
これを事前に体験しているかどうかでだいぶ違います。
Kaplan講習の最後にはテストがあります。ここで、
「あなたはもう受かります。余裕ですよ。」
みたいな事をいってくれますが、ゆめゆめ信じてはいけません。
SEPの評価が本番の方がはるかに厳しいので、一番大事な評価があてにならないためです。
実際半分近くの人が落ちてました(SEPが厳しくなる前は、これさえ受ければ試験も受かると言われてました)。
 ただ、ここでICPとかCISとかがひっかかってたら一生懸命やったほうがいいでしょう。

とはいえCSが体験できる唯一の教材です。時間とお金が許せば、Kaplan1週間講習は必須です。
ただ、英語は1週間では大して上達しません。そのためフレーズは自分で作って覚えるくらい読んだ方がいいです。 自分は外人によんでもらったテープをひたすら聴きました。

本番での注意点は


でしょうか。
 英語がペラペラの人にとっては涙ぐましい努力にうつるかもしれません。

SEPで落ちて2回目受験は正直つらかったので、
この記事が同じような純日本産の先生方の参考になれば幸いです。

---試験会場について---
 自分はシカゴで落ちてロサンゼルスで受かりました。不思議と2度目にロサンゼルスで受けてうかっている人を結構耳にします。が、 こればっかりは何とも言えません。




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